まちをつなぐ ~Park-PFIを活用したにぎわい拠点の創出~
本設計案は、堺市の中心地区の6か所の公園に、PFI事業を活用して規模に応じた施設を計画している。公園内に求められる機能も異なるため、それぞれの場の歴史や公園利用者を丁寧に読み込み、プログラムも地元の市民の日常的な利用から観光的な非日常の遊興的なものまで多様に展開している。PFI事業は施設の使用年限が決められているため取り壊しが可能なことや、親しみやすい雰囲気にすることなどを目的に木造で計画し、地域の景観を作り出すことにも配慮している。公園に建つ施設は、全方位から見られるという特性があり、ユニークな外観とそれを支える架構が室内意匠としても存在感を発揮し、印象的な公園施設となっている。
担当教員:京都女子大学 是永 美樹 先生