道内の農村市街地における歴史的建築物の活用計画
本作品は北海道空知管内浦臼町の旧JR浦臼駅前に残る木骨石造倉庫を活用した、町民のための交流施設の提案です。木骨石造は明治から昭和初期の開拓・開発時期に北海道内の各地に建築され、北海道の歴史を背負った建築と言えます。その木骨石造を活用した棟と、現代の材料を用いた同形状の新棟を併存させることで、昭和から令和への同町の歴史を振り返るとともに将来への歩みを表しています。また、施設の内外には子供から高齢者まで、多世代がくつろぎ、交流できる場となることを意図しています。この作品は、同町の町長にも見ていただき、好評価を頂いています。
担当教員:札幌市立大学 西川 忠 先生