まちなかに残るおもちゃ箱
〜ちいさな山への遊び場の提案〜
住宅地に残された緑豊かな小山のような場所を子どもの遊び場として再整備する計画である。作者は丹念な行動観察調査と敷地の地形の読み込みをもとに、できるだけ小山の佇まいを壊さないように4つの施設と遊具をちりばめた。広大な敷地を対象としながらも、計画は実に緻密でヒューマンスケールな設計である。マクロな視点からゾーニングを行った後は、敷地の高低差や樹木の密度を生かす様に、子どもの人体スケールにあった遊具を配置し、これらは既存のけもの道を介して、回遊性を持つ配置となっている。この作品は、計画の秀逸さに加え、調査から模型作成まで全ての段階を丁寧に実直に行った姿勢が作品に滲み出ており、その点においても評価に値する。
担当教員: 椙山女学園大学 井澤 幸 先生

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