空き家スペースを活用した子どもたちの居場所「みちくさくらぶ」の提案
墨田区八広町の空き家スペースを活用した子どもたちの居場所づくりの提案である。この活動を「みちくさくらぶ」と名付け、子ども食堂とシェアキッチンを融合した「イロドリ」、持ち寄った本でつくるまちのリビング「コモリビ」、地域の情報発信や発表の場となる「ターベース」と、八広公園の4つのスポットで構成した。 墨田区北部は古い長屋が残り、歴史を感じられる魅力的なまちである。一方で空き家密集率が高く、災害や防犯上の懸念が高まっている。少子高齢化も進んでおり、子育て世代の定住促進や高齢化社会への対応、安全で快適に暮らせるまちづくりの推進を目的とした。「ともに遊び学ぶ安心安全なまち」をコンセプトとし、子ども食堂を中心に複数の小さなスポットを点在させることで、誰もが立ち寄りやすく、共に学び、楽しむことのできる居心地の良い空間になったと考える。
担当教員: 拓殖大学 白石 照美 先生