秘めたる時層の邂逅(ひめたるじそうのかいこう)
現在計画地は高い柵で囲われ立ち入り禁止となっており、ただ遠くから眺めるだけの存在となっている。そんな状況をなんとか懐柔し、向こう側にある被爆建物をまずはこちら側に呼び寄せ、さらには日常の中に生きた建築として取り戻すことで、市民の日常の居場所として残し、機能させ、伝えていくことを目指していく。
過去の様々な資料から空間的言語や文法を緻密に読み解き、整理、再構成し、過去・現在・未来を時間的、空間的にいっきに串刺しにしたダイナミックな空間体験に変換していく。その結果、重々しい歴史や記憶を情報として刻み込みながらも、とても小気味よく軽快に翻訳された「日常の居場所」が創り出されている
過去の様々な資料から空間的言語や文法を緻密に読み解き、整理、再構成し、過去・現在・未来を時間的、空間的にいっきに串刺しにしたダイナミックな空間体験に変換していく。その結果、重々しい歴史や記憶を情報として刻み込みながらも、とても小気味よく軽快に翻訳された「日常の居場所」が創り出されている
担当教員:広島大学 中薗 哲也 先生